日曜の夜のこと「スマホを離すな」

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【独族的教訓】
独族(一人暮らし)でも体調不良の時もあります。
少しでも体が動く間に搬送された後、帰宅する事も考えて
外出しても恥ずかし過ぎない恰好にして、寝ている。
財布と水分。そしてスマホは、枕元に必ず置いておいています。
救急車の呼び出し。拒否される日曜日の夜

「サザエさん症候群」っていう言葉があって。
休日が終わってしまう憂鬱な気持ちを指したちょっとした流行語でした。
自分史上、最大の憂鬱な日がこの日だったかもしれません。

高校1年生、日曜の夜。季節は冬。
自分的事件、発生。

下腹部に激痛が…
激痛とは言え、最初はまだ我慢出来る程度でしたが
若者なりの死が目の前を過るほど、痛みが酷くなっていきます。

その痛みで横たわる姿を脇目で見ながら、家族は何事もなかったかのように
日々を過ごします。
両親へ痛みで言葉を出す事も簡単ではありない状態で

 

里風呂
里風呂

救急車を…呼んでください…

と必死に何とか言葉にします。

救急車なんて近所で恥ずかしいから嫌だ

と冷静な顔で即答します。
父親はびくともせず、テレビを見ています。

身を悶えるほどの痛みで動けず

里風呂
里風呂

お願い…します…、電話を傍に…

と自ら電話をするために促すと

救急車なんて呼ばないでよッ

うるさいな!
テレビ聞こえないだろ!
うるさいから、とりあえず、夜間に連れてけ!

と、母親に怒りをぶつけます。

母親お得の決めセリフ「またアンタのせいで」と嫌悪をあらわにしますが、
自分は痛みで、冷や汗が出ているように記憶しています。

すると

後から面倒になると悪いから早く夜間につれていけ!

私が運転するの嫌なんですけど、そっちが連れて行けば

結局は、後から本当に死んだら面倒だ。
という事で連れて行くことになったようですが
今度は互いに持つ「車のガソリンが勿体ない」という事で揉め始めます。

結果「母親の車」で「父親が運転する」で話はついたようで、
ようやく、夜間へ向かいます。
痛みで車へ移動する事も困難で、
なかなか進めない事に両親は更にイラつき始めて
怒鳴られた事を境に車内に辿り着くまでの事の記憶が
飛んでしまっています。

意識が正常になった(記憶がある)のは、車内移動し、
窓から見える景色が大きな橋を渡ったあたりから。

後部座席から、運転する父親。助手席に座る母親の会話が聞こえます。

もし手術なんて事になったら、面倒だわ。
居ないといけないよね。
●●(兄弟)の遠征試合来週じゃん。
同行出来なくなったらどうしよう

手術に付き添いなんていらないだろ。
手術するって金かかるな、
入院なんてなったらもっとかかる

でした。
後部座席に痛みで悶えながら、食いしばりました。

涙が滲みました

痛みでは無く、この会話の内容に。

自分は、こいつらにとって、自分は何もかも面倒としか思っていない。
死ですら、面倒なのだ。と確信しました。

到着後、まずは痛み止めの点滴をし、痛みが和らいだため
翌日、精密検査を後日する事になりました。
結果、処方薬治療になりましたので
手術の入院も必要なかったのですが、
自分にとって確信した日曜の夜。
となりました。

独族になれば、助けてくださいと言う相手も居なくなりますから
現在、家族が居ても未来へ備え
「救急車を自分で呼ぶ」という意識は持っておきましょう。
体調不良に気が付いたら、まずは
スマホは離すな。

お互い幸あれ

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